60種類!もある助成金の中で、事業主にメリットのあるものに絞って申請方法などを解説します。申請に必要な書類一式もダウンロードできます。
都道府県労働局またはハローワークで申請できる雇用関係の助成金は、国から事業主(会社の経営者)に支払われるもので60種類(コース)もあります! ただ、残念なことに「これは使える!」という助成金は少なく、一般的な中小企業で利用しやすい助成金はこのサイトで紹介しているものに限られるのではないかと思います。
このサイトのメニューページでは、下記にお勧め!と赤色で示している助成金について内容や申請方法を説明し、申請の際に必要な書類(様式)一式のダウンロードもできるようにしました。なお、説明内容は小規模事業主や中小企業を対象としたものです。大企業を対象とした支給要件につきましては、厚生労働省のホームページなどでご確認ください。
■厚生労働省は、助成金を次ののA~Gの7種類に大別し、342ページにわたって説明している「雇用・労働分野の助成金のご案内(詳細版)」というパンフレットを無料で配布しています。(ハローワークで入手できます。)
A. 雇用維持関係の助成金
新型コロナウイルスの影響で会社の売上等が減ったので、従業員を休ませて休業手当を支払った場合に国から事業主に支給される助成金で、下記の2種類があります。(令和3年7月までの特別措置)
雇用調整助成金とは休業させた従業員が雇用保険に加入している場合、緊急雇用安定助成金は加入していない場合に適用される助成金で、申請方法や申請のさいに記入する様式はほとんど同じです。
B. 再就職支援関係の助成金
労働移動支援助成金(2コース)がありますが、制度が複雑で理解が難しく、運用にも手間がかかる印象を受けます。
C. 転職・再就職拡大支援関係の助成金
中途採用等支援助成金(3コース)がありますが、これらも制度が複雑で理解が難しく、制度を運用するのに労力を消費し、本来の経営がおろそかになりそうです。
D. 雇入れ関係の助成金
E. 雇用環境整備等関係の助成金
全部で27コースもありますが、その中では次の助成金がおすすめです。
F. 両立支援等関係の助成金
全部で7コースありますが、個人的にはお勧めできるものはありません。